インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「モモは悪くないよ……。どう考えたってあんなの普通じゃないし、気持ち悪いよな。こんな俺、イヤになっただろ?」
「私は尚史が好きだよ。過去のことなんてもうどうでもいいの。尚史に触られたくないとか、他の人とすればいいなんて全然思ってない……。大好きだから……私のこと、キライにならないで。ずっと私のことだけ好きでいて」
ありったけの思いを言葉にすると、また大粒の涙が溢れた。
こぼれ落ちた涙が尚史のシャツを濡らす。
尚史はベッドサイドに手を伸ばし、手探りで私の置いた照明のリモコンを探し当てて手に取ると、常夜灯のスイッチを押した。
尚史の後ろ姿がオレンジ色の常夜灯にぼんやりと照らされる。
「モモ……そっち向いてもいい?」
私は情けない泣き顔を見られるのが恥ずかしくて、尚史の背中にしがみついたまま首を横に振る。
「待って、今はちょっと……」
「俺、今すごくモモを抱きしめたいんだけど……ダメ?」
「……ダメじゃない……」
尚史のシャツから手を離し、パジャマの袖であわてて涙を拭った。
尚史はゆっくりと寝返りを打ってこちらを向き、大きな手で私の涙で濡れた頬をそっと撫でる。
「私は尚史が好きだよ。過去のことなんてもうどうでもいいの。尚史に触られたくないとか、他の人とすればいいなんて全然思ってない……。大好きだから……私のこと、キライにならないで。ずっと私のことだけ好きでいて」
ありったけの思いを言葉にすると、また大粒の涙が溢れた。
こぼれ落ちた涙が尚史のシャツを濡らす。
尚史はベッドサイドに手を伸ばし、手探りで私の置いた照明のリモコンを探し当てて手に取ると、常夜灯のスイッチを押した。
尚史の後ろ姿がオレンジ色の常夜灯にぼんやりと照らされる。
「モモ……そっち向いてもいい?」
私は情けない泣き顔を見られるのが恥ずかしくて、尚史の背中にしがみついたまま首を横に振る。
「待って、今はちょっと……」
「俺、今すごくモモを抱きしめたいんだけど……ダメ?」
「……ダメじゃない……」
尚史のシャツから手を離し、パジャマの袖であわてて涙を拭った。
尚史はゆっくりと寝返りを打ってこちらを向き、大きな手で私の涙で濡れた頬をそっと撫でる。