インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「駅で俺と会って、尚史がモモさんと結婚したって知って、昔のつらかった気持ちがいろいろぶり返したんだと。尚史に愛されて何も知らずに幸せそうにしてるモモさんが妬ましかったから、いじめてやりたくなったんだって。それでどうせなら尚史との昔の関係をモモさんにバラして、徹底的に尚史に嫌われてやろうと思ったらしい」
「モモは関係ないのに……。まさしく八つ当たりだな」
やっぱり『女の敵は女』なんだな。
水野さんの敵だった私は時間差で見事な八つ当たり攻撃をされたわけだ。
「パーティーでのことは、尚史とモモさんには気の毒だとは思うけど……水野もいろいろあって弱ってたんだよ。水野は京都の会社に就職してからもずっと尚史のことが好きで忘れられなかったらしいんだけど、入社して2年くらい経った頃に、付き合って欲しいっていう男がいて、眼鏡とか髪型とか背格好が尚史に似てたから付き合うことにしたんだって」
水野さんも彼のことを尚史の身代わりにしていたわけだ。
水野さんは最初こそ彼に尚史を重ねて、尚史と恋人になっていたらこんな感じだったのかなと思ったり、尚史ならこうしただろうなと比べたりしていたそうだけど、だんだん尚史の身代わりとしてではなく彼本人の人柄に惹かれ、気が付くと本気で好きになっていたらしい。
「モモは関係ないのに……。まさしく八つ当たりだな」
やっぱり『女の敵は女』なんだな。
水野さんの敵だった私は時間差で見事な八つ当たり攻撃をされたわけだ。
「パーティーでのことは、尚史とモモさんには気の毒だとは思うけど……水野もいろいろあって弱ってたんだよ。水野は京都の会社に就職してからもずっと尚史のことが好きで忘れられなかったらしいんだけど、入社して2年くらい経った頃に、付き合って欲しいっていう男がいて、眼鏡とか髪型とか背格好が尚史に似てたから付き合うことにしたんだって」
水野さんも彼のことを尚史の身代わりにしていたわけだ。
水野さんは最初こそ彼に尚史を重ねて、尚史と恋人になっていたらこんな感じだったのかなと思ったり、尚史ならこうしただろうなと比べたりしていたそうだけど、だんだん尚史の身代わりとしてではなく彼本人の人柄に惹かれ、気が付くと本気で好きになっていたらしい。