インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
肩を落としながらいつも乗る車輌の位置まで歩いて電車を待っていると、尚史は嬉しそうな顔をして笑っていた。
「電車に乗れなかったのになんでそんなに嬉しそうなの?」
「いやー……モモってけっこう激しいとこあるんだなって。それに今朝はいつもより10分長くモモと一緒にいられて嬉しい」
「左様か……」
ほんの少し長く私と一緒にいられるだけでそんなに嬉しそうな顔をして、尚史の頭の中はお花畑か?
呆れつつも、尚史のそういうところがたまらなく可愛くて大好きだと思っている私もどうかしている。
お互いのちょっとした一言で一喜一憂して、相手からどれほど愛されているかを確かめて、さらに愛情が深まる。
そんな私たちは似た者同士なのかも知れない。
その日の仕事を終える直前、尚史からトークメッセージが届いた。
【トラブル発生!今夜は帰れないかも知れない】
何事かとあわてて【いかがいたした?】と返信すると、すぐさま【営業部のパソコンがウイルスにやられて全滅した。復旧の目処が立つまで帰れそうにない】とメッセージが返ってきた。
明日は結婚式だというのに、なんというタイミングの悪さだ。
「電車に乗れなかったのになんでそんなに嬉しそうなの?」
「いやー……モモってけっこう激しいとこあるんだなって。それに今朝はいつもより10分長くモモと一緒にいられて嬉しい」
「左様か……」
ほんの少し長く私と一緒にいられるだけでそんなに嬉しそうな顔をして、尚史の頭の中はお花畑か?
呆れつつも、尚史のそういうところがたまらなく可愛くて大好きだと思っている私もどうかしている。
お互いのちょっとした一言で一喜一憂して、相手からどれほど愛されているかを確かめて、さらに愛情が深まる。
そんな私たちは似た者同士なのかも知れない。
その日の仕事を終える直前、尚史からトークメッセージが届いた。
【トラブル発生!今夜は帰れないかも知れない】
何事かとあわてて【いかがいたした?】と返信すると、すぐさま【営業部のパソコンがウイルスにやられて全滅した。復旧の目処が立つまで帰れそうにない】とメッセージが返ってきた。
明日は結婚式だというのに、なんというタイミングの悪さだ。