インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「だってほら……今日のモモめっちゃ可愛いし……やっぱ我慢とか無理!せめてキスだけでも!」

尚史は私の頬や唇に何度もキスをして、しっかりと私を抱きしめたまま優しく頭を撫でる。

私もうんと腕を伸ばして、尚史の広い背中を抱きしめた。

それからまた何度もキスをして、お互いの額をくっつける。

「モモ、俺今めっちゃ幸せ」

「私も。尚史大好き」

「俺もめちゃくちゃ好き。じゃあとりあえず風呂に入って、ビールでも飲んでゆっくりするか」

「うん!」

私がお風呂掃除をしている間に、尚史は近所のスーパーへおつまみを買いに行ってくれた。

帰ってきた尚史が差し出した袋の中には、ポテトチップスやさきいか、ラムレーズンのお高いアイスや、明太子味のスナック菓子、柿の種チョコ、生クリームの乗ったプリンなど、私の好きなものがたくさん入っていた。

「ゆうべの差し入れのお礼」

「私の好きなものばっかり!しかもこんなにたくさん!尚史も私の好きなもの、よく知ってるんだね」

「そりゃまぁ、モモのことずっと見てたからな」

「それだけずっと一緒にいたってことだね」

「これからもずっと一緒だけどな」

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