インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
ん?気のせいかな?

尚史は私と仲良くお風呂に入りたいだけだよね?

……いや、待てよ……?

お預けを食った状態のこの性欲魔人が、背中を流すとか頭を洗うとか、それだけで終わるはずなくない?

その証拠に、尚史の唇はすでに私の唇をふさぎ、大きな両手は私の胸の膨らみを覆っている。

「尚史……あわよくばお風呂で食ってやろうとか思ってる?」

「あわよくばってか、最初からもちろんそのつもりだけど?」

我慢しろって言ったとこなのに、もう下心全開か!

だけどここまで開き直られるといっそ清々しい。

「でもお風呂でそんなことしたら、のぼせちゃうんじゃないの?」

「もしモモがのぼせたら俺が丁寧に拭いて、ちゃんとベッドに運んで優しく介抱してやるから安心しろ」

それ、完全にのぼせるまでやる気やないか!

まさか私がのぼせてのびている間に、私の貧相な裸体を隅々まで眺めてほくろの数を数えたり、気を失っていても反応するのかを調べるためにあっちこっち撫で回したりする気じゃないでしょうね?

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