インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
アカン……尚史ならやりかねない……。

新婚早々アブノーマルな性癖を開花されては困る。

私はなんとか変態……いや、尚史の魔の手から逃れようと、浴室のドアの取っ手を必死でつかんだ。

「やっぱやだ、一緒に入るのやめる!」

「逃がさん!俺は四六時中ところ構わずモモとイチャイチャしたい!」

四六時中ところ構わずイチャイチャって、どんだけ性欲強いんじゃ!

「いくら好きでも四六時中とか、ところ構わず発情するのは勘弁してよ……。そんなことしてたらエロ廃人になるわ」

「もちろん四六時中繋がってるわけじゃなくて、気持ちは四六時中ってことだ」

なんのこっちゃ。

どっちにしてもずっとイチャイチャしてたいって言ってるんだよね?

結婚してから私は、少し前までは想像もつかなかった尚史の激甘ぶりに翻弄されまくっている。

けれどもそんな尚史の素顔に驚きはしても、イヤだとはまったく思わないし、尚史が誰よりも深く私を愛し全身で求めてくれることを嬉しいと思う。

つまりそれだけ私も尚史が好きで、もっと触れ合いたいと思っているということだ。

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