インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
たいしてスタイルがいいわけでもない私の体のどこがそんなに尚史の欲情を煽るのかはやっぱりわからないけれど、私限定と言っていたし、今日のところはまぁ、良しとするか。

「尚史ってホントやらしいよね」

「それは否定しない。モモがどうしてもイヤって言うならやめるけどな」

「……イヤじゃないけど」

「そう?じゃあ遠慮なく」

尚史は浴室用のイスに座り、向かい合わせになるように私を膝の上に乗せて、キスをしながら私の体を優しく愛撫する。

お風呂でこんなことをするのは初めてだから、いつもよりさらにドキドキしてしまう。

尚史は私の中を長い指で丁寧にほぐしてたっぷりと潤わせ、ゆっくりと腰を動かして私の奥まで入り込んだ。

私は尚史の膝の上で抱きかかえられて自由に身動きが取れない分、強い刺激に耐えかね身をよじって逃れようとしても、抗うことができず快感の波に飲まれそうになる。

自分の口から漏れた甘い声と、尚史が私の中で動くたびに聞こえる湿った音、私と尚史の肌がぶつかり合う音が浴室に響くのが死ぬほど恥ずかしい。

激しく体を揺さぶられると、まだお湯に浸かってもいないのに全身が熱くなって、体の奥を突き上げられる衝撃と不思議な浮遊感で頭がクラクラする。

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