インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「またがっついてごめん、ちょっと無理させ過ぎたかなぁ」

その一言で、さっきお風呂で見た尚史の余裕のない表情を思い出した。

いつもより激しく性急に求められ、乱れまくってしまったことが我ながら恥ずかしい。

尚史の手で私の体はどんどん開発されて、ほんの少し尚史に触れられただけであっという間に尚史を受け入れる準備を始めてしまう。

ちょっと前までの私は恋愛とか性欲とは無縁だったはずなのに、この短期間でこんな風になってしまうなんて、この急激な変化に一番驚いているのは、ほかでもない私自身だと思う。

「尚史は性欲も体力もありすぎ。毎日こんなんじゃ、私すごい早死にしそう」

「そっか。モモは女の子だし、俺と違ってちっちゃいもんな。これからはどんだけモモが可愛くても、あんまり激しくし過ぎないように気を付ける」

あれはあれですごくドキドキしたし、気持ち良かったからたまにならいいんだけどね!

……なんて、はしたない本音は恥ずかしすぎて言えない。

その代わりに、いつもより少し甘えてみようかと柄にもないことを考える。

「尚史、膝枕して」

「ん?ああ、いいよ。おいで」

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