インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
昼間は近くのテーマパークや、地元にはない大きな水族館に行って思いきり遊び、夜は旅館で温泉と美味しい料理を目一杯堪能した。
中森家と一緒に家族旅行をしたのはそれが初めてではなかったけれど、一日中ずっと尚史と一緒にいることは滅多にないことだったからよく覚えている。
「旅館で温泉に入ったあとにモモが浴衣着てるの見て妙にドキドキしたな。飯食って親が夏目家の部屋で飲み会してるときに、俺とモモは隣の中森家の部屋で一緒にゲームしてたんだけど、モモが疲れて眠っちゃって、寝顔がめちゃくちゃ可愛くて胸がズキューン!って痛くなってさ。例の先輩にキスされたときは気持ち悪いと思ったのに、キスしたいって……モモに触れたいって、初めて思った」
幼馴染みの尚史の前では、私はいつも完全に気を抜いていたから、尚史も男なのだと言うことにも気付かず眠ってしまったらしい。
尚史は私の無防備な寝顔を食い入るように見つめて、眠っているならバレないだろうから今のうちにキスしちゃおうかなとか、もしかしたら抱きしめても胸触っても起きないんじゃね?などと考えていたそうだ。
「そんなこと考えてたの……?まさかホントにしてないよね?」
「してない。そんなことしてモモに嫌われるのだけはイヤだったから、そこは必死で我慢したけど……せめて少しだけでもと思って……」
中森家と一緒に家族旅行をしたのはそれが初めてではなかったけれど、一日中ずっと尚史と一緒にいることは滅多にないことだったからよく覚えている。
「旅館で温泉に入ったあとにモモが浴衣着てるの見て妙にドキドキしたな。飯食って親が夏目家の部屋で飲み会してるときに、俺とモモは隣の中森家の部屋で一緒にゲームしてたんだけど、モモが疲れて眠っちゃって、寝顔がめちゃくちゃ可愛くて胸がズキューン!って痛くなってさ。例の先輩にキスされたときは気持ち悪いと思ったのに、キスしたいって……モモに触れたいって、初めて思った」
幼馴染みの尚史の前では、私はいつも完全に気を抜いていたから、尚史も男なのだと言うことにも気付かず眠ってしまったらしい。
尚史は私の無防備な寝顔を食い入るように見つめて、眠っているならバレないだろうから今のうちにキスしちゃおうかなとか、もしかしたら抱きしめても胸触っても起きないんじゃね?などと考えていたそうだ。
「そんなこと考えてたの……?まさかホントにしてないよね?」
「してない。そんなことしてモモに嫌われるのだけはイヤだったから、そこは必死で我慢したけど……せめて少しだけでもと思って……」