雨上がりの恋
「以上、報告終わり!」

千秋は最後まで、黙ったまま私の話を聞いてくれた。

明るく話しを結んだ私を見て、千秋の方が泣きそうな顔になっていた。

「…ごめん。そんな時に側にいてあげられなくて。」

「謝らないでよ。千秋は仕事で日本にいなかったんだから。それに今こうして聞いてくれてるじゃん。それだけで私は十分だよ。」

と笑ってみせた。

「無理に笑わなくていいのに。」

と、まだ心配そうな眼差しを向ける千秋。

「無理してないよ。あれからもう1ヶ月も経ってるし、いつまでもウジウジはしてらんないでしょ。それにこれから暫く仕事が超ハードになるんだよね。だから今回は本当だからね。」
< 17 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop