雨上がりの恋
美味しい朝食を食べて薬を飲んだら、頭痛もすっかりおさまった。

後片付けまでしてくれた頼人は、今はリビングのソファでテレビを見ながらまったりと寛いでいる。

天気が良かったので、休みの日にしか干せない大物シーツを洗うことにした。

ベランダで洗濯物を干す私と、ソファで寛ぐ頼人。

休日の朝のこの風景。

ここだけ見ると、まるで新婚夫婦か恋人同士だ。

そんなことをぼんやりと考えていたら、インターフォンの音にも気付かなかった。

「美優。誰か来たみたいだけど?」

「え…」

言われてハッと我にかえると、もう一度鳴ったインターフォンが今度ははっきりと耳に届いた。
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