雨上がりの恋
箱を開けると、重たいはずだ。

中には母の愛情が沢山詰まっていた。

「あ、梅酒だ。」

大きな瓶に入ったそれを取り出す。

昨晩、たらふkuuで自家製梅酒を飲んだ時に母の梅酒の味を思い出したばかり。

このタイミングで届いた事に驚いたけど、他にも色々タッパーや瓶詰めされたものが出てくる、出てくる。

柚味噌、じゃこ味噌、数種類あるお漬物に梅干し。

梅酢にしそジュース、あとは冷凍されたおかずなんかもいくつか入っていた。

全て、母特製の手作り。

梅干しは特に、母が作ったもの以外は食べられない。

以前、どうしても梅干が食べたくてスーパーで買った事があったけど結局一口食べたきり、残りは食べられなかった。

「あ、梅干しじゃん。」

「欲しいなら持ってく?」
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