雨上がりの恋
「何なんだよ。おい、美優!」

「……いよ…」

「は、何?聞こえねぇ。」

「ヤバいよ、ヤバいよ…」

画面を見ながら「ヤバいよ」を繰り返す私を不審に思ったのか、私の肩越しに画面を覗き込む頼人。

「あれ?誰かいるじゃん。早く出た方がいいんじゃねえの。」

何も知らない頼人が、そんな余裕なセリフを吐いたその時、再度インターフォンが鳴った。

「何泣きそうな顔してんだよ。足が痛くて出られないなら、俺がかわりに出てやろうか。」

そう言ってリビングを出て行こうとする頼人の服を慌てて掴んだ。
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