未来の約束
ゆっくりと俺の元へと歩み寄る彼女は、目の前までくるとその歩みを止める。

そして・・・


「ただいま」


そう涙で頬を濡らしながら言う彼女が愛おしくて、俺は彼女の存在を確めるように強く抱き締める。


「おせぇよ。こっちの方が、待ちくたびれた」


以前より小さく感じた彼女は、この小さな体で病気と必死に闘ってきたのだろう。


「ごめんね」


謝る彼女に、首を降る。


「ただ、すげぇ会いたかった」


ただ会いたくて、会いたくて・・・

彼女を失う恐怖から、逃げたしたくてたまらなかった。


「頼むから、もういなくならないでくれ」

「まだ、浩太の隣空いてる?」

「昔も今も、そこは美和の場所だよ」


美和以外、誰もいらない。

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