W Love ダブルラブ~イケメン双子に翻弄されて~
「社長…!」
なだれ込むように入ってきたのは梗月。
後ろから汗をかきかき来たのは前澤副社長、そして東山。
「きょう、げつさん…」
静香はほっとして壁に背を預ける。
ほんとは立っているのも辛い。
青い顔をして下を向く深川。
ツカツカと近づいてきた梗月は静香を背にして立つと彼女たちの顔をぐるりと見回した。
「深川朝子さん、近藤みどりさん、堀田光江さん、木田穂香さん、千葉歩さん…」
社長に名前を呼ばれ、固まっている彼女たち。
梗月が何百人といる中の社員の名前を知っているなんて…。静香は驚いた。
「君たちの事は調べたよ。この手紙の送り主…」
そう言って懐から出した手紙を見て静香はまた驚く。
「あっ、その手紙!」
その手紙は毎日のように静香に届いた脅迫状。
自分のデスクに隠してあったのになぜそれを梗月が持っているのか?
「ごめん静香。君の様子がおかしいから調べさせてもらったよ。…静香、他にも嫌がらせを受けているね?」
背を向けたまま顔を横に向け静香に問う梗月は明らかに怒っていた。
「東山さんから静香が嫌がらせを受けてると聞いて調べていたが、証拠となるものが無くて時間がかかってしまった。静香のデスクを調べたらこれが出てきて、会社のパソコンで作成されてたからすぐに送り主はわかったよ。各々言いたいことを手紙にして送ってたようだからね」
青くなるのは彼女たちの方だった。
「君たち、こんなことして何になるというんだね…?」
「……」
後ろから前澤副社長が静かに問うが彼女たちは答えない。
「理由なんてどうでもいい!君たちは僕の大事な静香を傷つけた。女の醜い嫉妬なんて反吐が出る。君たちを許さないよ」
ひゅ~~~~
と冷気が会議室に充満する。
絶対0度の瞳で睨まれ彼女たちはゾッとし凍りついた。
イケメンの冷徹は彼女たちを恐怖に陥れるのに十分だった。
「きょ、梗月さん?」
恐る恐る声を掛けると、くるっと振り向いた梗月は冷徹なまま静香を見据える。
「っ…」
言葉を飲みこむ静香。
「静香、君も。僕に嘘をついた。こんなことされて僕に一つも相談しなかった。これを見つけた時の僕の気持ちが君にわかるか?」
「ご、ごめんなさい…心配、かけたくなくて…」
言葉に詰まりながら謝ると、ふうっとため息をついて困った顔をした。
「ほんとに、もう、隠し事はナシだ。君はあとでお仕置きだからな」
「は、はい…」
最後はにやりと笑う梗月にホッとした静香はずるずると倒れこんだ。
「静香!?」
咄嗟に梗月が受け止めると、静香はほぅっと息を吐き小さく呟いた。
「大丈夫です…すいません、なんだかほっとしたら力が抜けて…」
「静香!」
そのまま静香は気を失ってしまった。
なだれ込むように入ってきたのは梗月。
後ろから汗をかきかき来たのは前澤副社長、そして東山。
「きょう、げつさん…」
静香はほっとして壁に背を預ける。
ほんとは立っているのも辛い。
青い顔をして下を向く深川。
ツカツカと近づいてきた梗月は静香を背にして立つと彼女たちの顔をぐるりと見回した。
「深川朝子さん、近藤みどりさん、堀田光江さん、木田穂香さん、千葉歩さん…」
社長に名前を呼ばれ、固まっている彼女たち。
梗月が何百人といる中の社員の名前を知っているなんて…。静香は驚いた。
「君たちの事は調べたよ。この手紙の送り主…」
そう言って懐から出した手紙を見て静香はまた驚く。
「あっ、その手紙!」
その手紙は毎日のように静香に届いた脅迫状。
自分のデスクに隠してあったのになぜそれを梗月が持っているのか?
「ごめん静香。君の様子がおかしいから調べさせてもらったよ。…静香、他にも嫌がらせを受けているね?」
背を向けたまま顔を横に向け静香に問う梗月は明らかに怒っていた。
「東山さんから静香が嫌がらせを受けてると聞いて調べていたが、証拠となるものが無くて時間がかかってしまった。静香のデスクを調べたらこれが出てきて、会社のパソコンで作成されてたからすぐに送り主はわかったよ。各々言いたいことを手紙にして送ってたようだからね」
青くなるのは彼女たちの方だった。
「君たち、こんなことして何になるというんだね…?」
「……」
後ろから前澤副社長が静かに問うが彼女たちは答えない。
「理由なんてどうでもいい!君たちは僕の大事な静香を傷つけた。女の醜い嫉妬なんて反吐が出る。君たちを許さないよ」
ひゅ~~~~
と冷気が会議室に充満する。
絶対0度の瞳で睨まれ彼女たちはゾッとし凍りついた。
イケメンの冷徹は彼女たちを恐怖に陥れるのに十分だった。
「きょ、梗月さん?」
恐る恐る声を掛けると、くるっと振り向いた梗月は冷徹なまま静香を見据える。
「っ…」
言葉を飲みこむ静香。
「静香、君も。僕に嘘をついた。こんなことされて僕に一つも相談しなかった。これを見つけた時の僕の気持ちが君にわかるか?」
「ご、ごめんなさい…心配、かけたくなくて…」
言葉に詰まりながら謝ると、ふうっとため息をついて困った顔をした。
「ほんとに、もう、隠し事はナシだ。君はあとでお仕置きだからな」
「は、はい…」
最後はにやりと笑う梗月にホッとした静香はずるずると倒れこんだ。
「静香!?」
咄嗟に梗月が受け止めると、静香はほぅっと息を吐き小さく呟いた。
「大丈夫です…すいません、なんだかほっとしたら力が抜けて…」
「静香!」
そのまま静香は気を失ってしまった。