年下の部下がぐいぐい押してくるんだけど!?
まあ、そういうわけでいくら三課の大宮が頑張ったって、一課、二課に勝てるはずがないのだ。

だから、賭が成立しない以上、あの話はなかったことにできる、そう高をくくっていた。



……私の予想に反して。
大宮の頑張りはハンパなかった。

小さなお店に向いたキャンペーンやフェアをいくつも企画し、次々と成功させていった。

しかも、無理強いやごり押しは一切なく、親身になって店の人間の話を聞いている。

私自身、何度か大宮に対する感謝の電話を受けたくらい。

そして、あれから半年後の月初朝礼。

「先月の売り上げトップは大宮伊織」

発表された途端に大宮に集まる、賞賛、妬みの視線。
でも、当の大宮は清々しい顔で立っている。
大宮はじりじりと毎月売り上げを伸ばし、とうとう誰もが不可能と思っていた、三課の人間がトップ、ということをやってのけたのだ。
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