年下の部下がぐいぐい押してくるんだけど!?
しゅん、そんな音が聞こえそうな勢いでうなだれてしまった大宮に心が痛むが、私には私の都合があるのだ。

「まあ、おまえの頑張りは認める。
……よく頑張ったな」

「褒められたってちっとも嬉しくないです」

ダン、乱暴に置かれたジョッキにびくりと身体が震えた。

「なんで俺じゃダメなんですか?
俺が、嫌いですか?」

「嫌い、じゃない。
でも」

「でも、なんですか?」

「……いろいろあるんだよ」

そういろいろ。
いろいろ、なのだ。

「俺、諦めないですからね」

「ああ、そうですか」
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