愛の階段
「自分を護れるのは自分だけ・」


そう・・心の叫びが聞こえる・・・・

花は言った。


自分を否定たり-・貶すのはやめよう・・


花のように誰もが美しさを持っているからと・・


青空は言う・・


誰もが純粋の美しいと蒼の美しさを持っていると・・


花衣で心を纏えば可憐な花の声が聞こえるから耳を澄ませ・・


雨風を耐えた美しさと優しが生まれると・・


空は何故青い・・・


風が巻き上げる埃に邪魔されて・・


蒼は空に戻るんだって・・


愛も人‥人‥人の埃に塗れて・・

空に舞い上がるから・・・


届かない愛と言葉があるって・・・


届けたい人に真っすぐ届かない愛が・・

雨となって空に舞い上がるのかも・・


命が透けて視える視線が光ったとき・・

花の囁きが確かに聞こえるんだよ・・

愛は叫んだ。 


深みのある愛は涙の底にあると・・・


埃に塗れても・・褪せない


冴えた肌に触れたとき・・


花の香りが届くのだろう・・


伝わらない虚しさ・・・寂しさ・・悲しさを


誰もが体験したことがあるだろう・・


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