だいすきだったきみへ。
本格的に部活が始まって、

部活入りたての頃って言われて、

思い出すのはあれかな。

野球部のきみと、

テニス部のわたしは、

帰る時間がそれなりに重なってた。

お互い帰る方向こそは違ったけれど、

きみはテニスコートの前を通ってたから、

帰ろうとしたらよく会ってたんだよね。

あの時も。

「あいつおるであいつ」

なんて親友ちゃんふたりから、

にやにやしながらからかわれて。

きみもわたしがいるのに気付いてさ。
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