行き着く先は・・・甘い貴方の檻の中?
「お帰りなさい。さくらさん、半年ぶりかしら?」
玄関で出迎えたのは、抜群のスタイルで年齢不詳の美魔女。
「はじめまして。南條さんだったかしら?西園寺薫子、さくらの母です。今はmirayだったかしら?」
妖艶に微笑む表情はさくらに似ているが、決して中性的ではない。
まさに女豹。
「南條波留斗、南條ビバレッジの広報部長をしております。どうぞよろしくお願いいたします」
差し出された手をしっかりと握り、決して目を反らさないように見つめ返した。
「広報部長?副社長ではなくて?」
薫子の意とするところは、兄の悠紀斗ではないのかと言っているのだろう。
「副社長は私の兄です」
「あら、失礼。さくらさんの相手だからつい・・・」
「お母様。あまりに不躾では?」
さくらの表情は、いつものように淡々としているが怒りを滲ませているように見える。
「いえ、慣れていますから」
「そういうことは慣れるものではない」
波留斗の言葉を遮るように、薫子の後ろから現れたのは、西園寺護、西園寺コーポレーションの社長、さくらの父だった。
玄関で出迎えたのは、抜群のスタイルで年齢不詳の美魔女。
「はじめまして。南條さんだったかしら?西園寺薫子、さくらの母です。今はmirayだったかしら?」
妖艶に微笑む表情はさくらに似ているが、決して中性的ではない。
まさに女豹。
「南條波留斗、南條ビバレッジの広報部長をしております。どうぞよろしくお願いいたします」
差し出された手をしっかりと握り、決して目を反らさないように見つめ返した。
「広報部長?副社長ではなくて?」
薫子の意とするところは、兄の悠紀斗ではないのかと言っているのだろう。
「副社長は私の兄です」
「あら、失礼。さくらさんの相手だからつい・・・」
「お母様。あまりに不躾では?」
さくらの表情は、いつものように淡々としているが怒りを滲ませているように見える。
「いえ、慣れていますから」
「そういうことは慣れるものではない」
波留斗の言葉を遮るように、薫子の後ろから現れたのは、西園寺護、西園寺コーポレーションの社長、さくらの父だった。