不明
落ち込んでいる暇もなくもういちど伊須来の家へと向かう我材。
今度は確実に人に聞きながら、携帯のナビも使いながら進んでゆく。
やはり、それでも迷ってしまう。携帯のナビはエリア圏外になり、街の人には言葉が通じず何度も挫折しそうになった。
しかし、それでも我材は諦めなかった。
身も心もぼろぼろになりながら、ひたすら前を向いて走り続ける。
諦めなければ望みは叶うのだろうか。奇跡がおこる。
我材の目に猿柴の表札が飛び込んでくる。
我材は歓喜の雄叫びをあげる。 



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