運命だけを信じてる
それから毎日、夜8時まで小牧さんと一緒に残業をした。
彼の飲み込みスピードは驚異的で、想像上に業務が片付いていく。
「おい、明日の店の予約はしたか?」
会議続きで気怠そうな逢瀬先輩は栄養ドリンクを一気に煽り、聞いてきた。
「はい。駅前のお魚が美味しいお店です」
「会費は徴収した?」
「まだです。これからやろうと…」
「詳細俺にメールしとけ。みんなに展開しとく」
「でも私が幹事で…」
「いいな、メール」
「すみません」
やらなければいけない仕事は沢山ある。
けれど管理課の誰もが自身の仕事に誇りを持って取り組み、時には助け合う。
私は星崎課長率いる管理課が大好きだ。
そしてどんな時にも力になってくれる逢瀬先輩の存在は大きすぎる。