神志名社長と同居生活はじめました
不安な予想が、ほぼ確信に変わった気がした。


しばらく呆然と立ち尽くしていると、私の正面に、尚と間瀬さんが二人並んで立ち止まる。



「あ、の……?」

「初めまして! 間瀬 涼音です!」

屈託の無い笑顔で私に名乗る間瀬さん。
仕事でお会いしたことあるから初めましてではないのだけれど、私のことなんて覚えてる訳がないだろうし、今はそんなことはどうでもいい。


「ど、どうして二人が一緒に……?」

声が上手に出てこない。絞り出す声は震えていて情けない。
肩に掛けたショルダーバッグのストラップ部分をギュッと握り締める。



「涼音のブログ見てない? まあつまりこういうことだから、俺と別れてほしいんだよね」

尚から、あまりにもあっさりと酷い言葉を浴びせられる。
夢であってほしいと思う。
いきなりこんなことって、ない。
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