神志名社長と同居生活はじめました
「嘘でしょ⁉︎ そんな展開ある⁉︎」
大きな声を上げる松崎さんに対し、私は「しーっ!」と、慌てて人差し指を自分の口元に充てる。
松崎さんは何度も瞬きを繰り返し、この驚きの事実を頭の中で何とか処理している、といった様子だった。
「まあ、私は神志名社長に憧れてるけど恋愛感情って訳じゃないし、全面的に味方するわよ。安心して」
「あ、ありがとうございま……って、協力? わ、私は勢いに流されてしばらく同居をすることになったというだけで、社長と恋愛する訳ではないんですよ?」
私はそう言うのだけれど、「そういう展開になった方が面白いじゃない」と松崎さんはニヤリと笑う。面白いって何だ。
「それに、考えようによってはプラスよ。だって、自慢出来るじゃない」
「自慢?」
そう、と松崎さんは満足気に頷く。
「だって、あの神志名社長と付き合ったら、それだけで勝ち組よ? 結婚したらセレブ妻だし、そこまでいかなくても、おいしい思いはたくさん出来るはず」
「おいしい、思い……?」
何だろう、その表現は少しモヤッとする。おいしい思いだなんて、まるで社長を利用するみたいな言い方だからかな?
そんなつもりは、毛頭ない。
社長はとんでもない人だけれど……きっと優しい人だから。
大きな声を上げる松崎さんに対し、私は「しーっ!」と、慌てて人差し指を自分の口元に充てる。
松崎さんは何度も瞬きを繰り返し、この驚きの事実を頭の中で何とか処理している、といった様子だった。
「まあ、私は神志名社長に憧れてるけど恋愛感情って訳じゃないし、全面的に味方するわよ。安心して」
「あ、ありがとうございま……って、協力? わ、私は勢いに流されてしばらく同居をすることになったというだけで、社長と恋愛する訳ではないんですよ?」
私はそう言うのだけれど、「そういう展開になった方が面白いじゃない」と松崎さんはニヤリと笑う。面白いって何だ。
「それに、考えようによってはプラスよ。だって、自慢出来るじゃない」
「自慢?」
そう、と松崎さんは満足気に頷く。
「だって、あの神志名社長と付き合ったら、それだけで勝ち組よ? 結婚したらセレブ妻だし、そこまでいかなくても、おいしい思いはたくさん出来るはず」
「おいしい、思い……?」
何だろう、その表現は少しモヤッとする。おいしい思いだなんて、まるで社長を利用するみたいな言い方だからかな?
そんなつもりは、毛頭ない。
社長はとんでもない人だけれど……きっと優しい人だから。