神志名社長と同居生活はじめました
その後、社長は「ちょっと待ってて」と言って、家から出て行ってしまった。
ちょっと待っててってどういうことだろう? 遊園地に行くんじゃなかった?
とりあえず、遊園地に出掛ける為の支度をする。
……せっかくのデートだから、化粧や髪のセットは普段より入念にした。
服も、さっきまではいつもの無難な部屋着だったけれど、一ヶ月程前に反発して購入した、アイボリーのマキシ丈ワンピースに着替えた。
バッグもよそ行きのものをクローゼットから出す。
そうこうしていたら、玄関の戸が開く音がするのと同時に「ただいま」という社長の声が聞こえてくる。
玄関へ向かうと、社長もさっきまでのラフな格好から、ジャケットにジーンズへと着替えていた。
カジュアルな格好だけれど、スタイルの良さが分かりやすく反映されていて、素敵だと思った。
でもそれより気になったのは、社長が右手に持っているもの。
「車の鍵?」
思わず、首を傾げてしまうと、
「そうだよ。遊園地行くなら、車の方がいいよね」
と、サラッと返される。
「えっ社長、車の運転出来るんですか⁉︎」
……ついハッキリと聞いてしまったけれど、失礼だったかな?
でも、社長ともなれば基本的には秘書の中城さんに車で送迎してもらっていそうだし、自分で車を運転しているイメージがなくて。
ちょっと待っててってどういうことだろう? 遊園地に行くんじゃなかった?
とりあえず、遊園地に出掛ける為の支度をする。
……せっかくのデートだから、化粧や髪のセットは普段より入念にした。
服も、さっきまではいつもの無難な部屋着だったけれど、一ヶ月程前に反発して購入した、アイボリーのマキシ丈ワンピースに着替えた。
バッグもよそ行きのものをクローゼットから出す。
そうこうしていたら、玄関の戸が開く音がするのと同時に「ただいま」という社長の声が聞こえてくる。
玄関へ向かうと、社長もさっきまでのラフな格好から、ジャケットにジーンズへと着替えていた。
カジュアルな格好だけれど、スタイルの良さが分かりやすく反映されていて、素敵だと思った。
でもそれより気になったのは、社長が右手に持っているもの。
「車の鍵?」
思わず、首を傾げてしまうと、
「そうだよ。遊園地行くなら、車の方がいいよね」
と、サラッと返される。
「えっ社長、車の運転出来るんですか⁉︎」
……ついハッキリと聞いてしまったけれど、失礼だったかな?
でも、社長ともなれば基本的には秘書の中城さんに車で送迎してもらっていそうだし、自分で車を運転しているイメージがなくて。