君に好きだったと伝えるまで…
6月も終わりに近ずいてきた。少しずつ暑くなってきた。私はいつものように居残って絵を描いた。
潤と約束していた絵がもう少しで、出来上がる事になぜか胸を躍らせていた。

「蘭?出来た?」と潤が美術室に入って来た。
「まだだよ。」私は言った。
潤は今日も、椅子を出して来て背中合わせに楽器のメンテナンスを始めた。

日が暮れるまでずっと…
時々、時間を忘れて先生に怒られる事もあった。

夏休みまでには、絵を完成出来る事を私は祈るばかりだった。
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