君のところまで走ってみせる

あれ?いつもみたいに会話が…

「ん?なにこれ」

さっきまでかなめちゃんが座ってたところに紙が置いていた。

『美月ちゃん!チャンスだよ!!
自分の気持ち、気づいて!!!』

へ?ど、どういうことですか、かなめさん!!

「なに?それ。」

「うううううううん!!!なにもない!!」

「…美月さ、好きな…人とかいんの」

「え!!」

そ、それ、聞きますかね!?

「いやっ…いなっいない…よ???」

「…そっか。もう授業戻れそう?もうすぐで始まるけど。」

「あ、戻る戻る!」

「無理すんなよ?」

「うん。あ、柚希は??
柚希はいないの?その…好きな人…」

「ええっ!!!!????」

「えっ?その反応!!いるんだ!いるんだ!!
ねぇ。だれ!?だれ!?」

「いっ、いねーよ!!行くぞ!」

顔赤…だれ、なんだろう…
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