君のところまで走ってみせる
ガラガラ
「あっ、美月ちゃん。委員会この中から選べだってどれに入る?」
「かなめちゃんって、美化だよね?美化にしよ…」
「美化にしよう!!!美月ちゃん!!!!」
「え?うん…」
「よしゃ!ね、夏目くんってさ!!」
ん?んん??
「だよねー!だったよねー!あははっ!やった!
美月ちゃん!私と夏目くんと美化委員しよう!」
「ええっ?柚希も美化だったの!?」
あれ、前…なにも言ってなかったけどな…
「言うの忘れてた。」
「あー、中坂ー?委員会悪いけど図書委員お願いしていいかー?人が足りないらしくてよー」
「えぇーーーー!!」
「先生!美化にしようって話してたのに〜!」
「悪いなー。図書委員お願いな。」
「先生サイテー!!もぉー!」
「図書委員ってだれかいる?」
「このクラスは、高木くんかな。」
「高木くん?あー!そうなんだ!じゃあまだ安心」
「知ってるの?」
「中学から同じなんだ。」
「へー!そうなんだ!!図書委員結構…言わないでおくよ。ごめんね、あの先生勝手だから…」
「ははっ。頑張るよ。」