ねぇ、こっちを向いて



次の日。


笹倉くんは、私に構ってこなかった。


嬉しいはずなのに。


自分の気持ちに気付いた私は、なぜか落ち着かなくて、気分が沈んだ。


そっと笹倉くんを見ると。


───バチッ


視線があった。



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