旦那様の独占欲に火をつけてしまいました~私、契約妻だったはずですが!~
「始まりが始まりだけに心配だったけど、結婚してから夫婦になっていくのも、私はアリだと思うよ。……芽衣が幸せなら私はなんだっていいよ」
「玲子……」
彼女の気持ちに胸が温かくなる。
玲子とは社会人になってからの付き合いだけど、まるで幼い頃からずっと一緒にいるように居心地がいい。
なにより誰よりも私の力になってくれる、心強い味方だ。
そんな彼女にはなんでも話せてしまうし、私もまた玲子のためなら、どんなことだってしたいと思っている。
大人になってから、これほど信用できる友人と出会えた奇跡に感謝したいくらいだ。
でもそんな玲子にも、門脇部長との結婚に関して、ひとつだけ内緒にしていることがある。
「あーあ、早く芽衣のドレス姿見たいなー。ふたりの結婚式が一年後って聞いて、どれほどガッカリしたか……。もしかしたら新郎側の出席者に、私の運命の相手がいるかもしれないでしょ?」
胸の前で両手を組み、目をキラキラさせる玲子に、思わず笑ってしまった。
「玲子……」
彼女の気持ちに胸が温かくなる。
玲子とは社会人になってからの付き合いだけど、まるで幼い頃からずっと一緒にいるように居心地がいい。
なにより誰よりも私の力になってくれる、心強い味方だ。
そんな彼女にはなんでも話せてしまうし、私もまた玲子のためなら、どんなことだってしたいと思っている。
大人になってから、これほど信用できる友人と出会えた奇跡に感謝したいくらいだ。
でもそんな玲子にも、門脇部長との結婚に関して、ひとつだけ内緒にしていることがある。
「あーあ、早く芽衣のドレス姿見たいなー。ふたりの結婚式が一年後って聞いて、どれほどガッカリしたか……。もしかしたら新郎側の出席者に、私の運命の相手がいるかもしれないでしょ?」
胸の前で両手を組み、目をキラキラさせる玲子に、思わず笑ってしまった。