そんな私は…
「南雲家…呆気過ぎない?」

「そうだねー(棒読み)」
と感情の“か”の一文字も見えない程の無表情。

「華?」

「ッ!ゲホッゲホッゴホッッゲホッゲホッ…」

「「華!!!」」

「急にどうした?!」

「離れて…!」
そう言い出した華…
次の瞬間、黒かった髪の毛が白に近い銀色になり、同じく黒かった瞳も白に変わってしまった。

「華?…」

ずっと黙っていた李が華を見て、ある言葉を言った。
「あの時と同じ…何で?ッ!」

「あの時??俺等が出会う前のか?」

「コクリ……ッ!」

「発作の後は、決まって此れだから。皆に影響はないと思う。」

「志道は、消滅したのに…華は何で発作だけ?…あっ!別に責めてる訳ではないよ?」
と焦って、手を顔の前に出して、必死に左右に振る芽衣。




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