そんな私は…

「私ね…一度死んでるの。」

「「「えっ！」」」

「は？え？」

「…!」

「でも…死神の人に助けて貰ったの…、生まれ変わり？の一歩前の段階で。」

「そんな事、あり得る？！」

「その死神の名前…分かる？」

「えっと…10年以上前だからなぁ〜…」

「10年以上前?････ｯ!もしかして…紫亜璃ｼｱﾙさん？」

「紫亜璃？…どんな人？服装は？」

「身長160cm位で、赤に近い紫色の髪の毛…しか分からない。」

「へ？写真持ってないの？」

ﾋﾟｯﾋﾟｯﾋﾟｯｶﾁｶﾁｶﾁﾋﾟｯ
「えっとねぇ…」

「ガラケー？」

「うん…此方は、死神の仕事で使う携帯。はい、此れ。」