旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
「未彩さん」
皆藤さんはやっと口を開いて私を呼ぶ。
その声に目を潤ませたまま顔を上げ、彼を視界に捉えた。
私の顔を見て、一瞬喉を詰まらせる彼。
声を出すのを躊躇うように唇を噛み、それでもやっぱり声を発した__。
「俺達、一から関係を見直そうか」
(それは、離婚って意味?)
分からないから彼を窺い見る。
そんな私に彼は近寄り、そっと手を取って掬い上げた。
「これから一緒に行きたい場所がまだあるんだ。だから、付いてきて欲しい」
行こう…と言ってまた歩き出す。
私の謝罪も受け付ける雰囲気でもなく、今度は一体どこへ行こうと言うの___。
(何処でもいいけど、ずっと一緒にいたい……)
何もかも一からやり直したい。
あの日の夜のやり取りから、全部丸ごとやり変えたい。
条件とか、打算とか抜きで彼と話したい。
全部が全部、一から始める___。
そんな気持ちで彼の後を追った。
金曜の夜の街は賑やかしくて、同じように私の胸の中もザワザワと騒めき立っていた……。
皆藤さんはやっと口を開いて私を呼ぶ。
その声に目を潤ませたまま顔を上げ、彼を視界に捉えた。
私の顔を見て、一瞬喉を詰まらせる彼。
声を出すのを躊躇うように唇を噛み、それでもやっぱり声を発した__。
「俺達、一から関係を見直そうか」
(それは、離婚って意味?)
分からないから彼を窺い見る。
そんな私に彼は近寄り、そっと手を取って掬い上げた。
「これから一緒に行きたい場所がまだあるんだ。だから、付いてきて欲しい」
行こう…と言ってまた歩き出す。
私の謝罪も受け付ける雰囲気でもなく、今度は一体どこへ行こうと言うの___。
(何処でもいいけど、ずっと一緒にいたい……)
何もかも一からやり直したい。
あの日の夜のやり取りから、全部丸ごとやり変えたい。
条件とか、打算とか抜きで彼と話したい。
全部が全部、一から始める___。
そんな気持ちで彼の後を追った。
金曜の夜の街は賑やかしくて、同じように私の胸の中もザワザワと騒めき立っていた……。