旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
ポカンと口を開けた私が今立ってる場所。
そこは駅から急行列車に乗り、一時間ほど揺られた場所にある高原のリゾートホテルだ。
駅からそこまではホテルの送迎車が送って来てくれた。だから、ほぼ手ブラでこの前に立ってる。
「あの、此処…」
確か凄く有名なリゾートホテルチェーンで、そう簡単には予約も取れないホテルだった筈。
「ああ、結婚式挙げる前に予約入れてたんだ。新婚旅行の前に国内でやっておきたい事があって」
「新婚旅行の前に…って」
此処が旅行の目的地じゃないの!?と思わず訊き返す。
すると、真顔で「いいや」と返事され、「此処じゃなくて別の所を考えてる」と告白された。
「此処へ来る為に、仕事を前倒しでやり詰めてたんだ」
それで毎晩帰りも遅くなってしまった、と今更のように告げられて__。
「この為に!?」
そんなことまるで知らずに、私は彼が毎晩遅いことを不満に思ってた。
税理士の仕事ってこんなに遅くまでするものなの!?と不満を漏らし、他の理由なんて考えたこともなかった。
そこは駅から急行列車に乗り、一時間ほど揺られた場所にある高原のリゾートホテルだ。
駅からそこまではホテルの送迎車が送って来てくれた。だから、ほぼ手ブラでこの前に立ってる。
「あの、此処…」
確か凄く有名なリゾートホテルチェーンで、そう簡単には予約も取れないホテルだった筈。
「ああ、結婚式挙げる前に予約入れてたんだ。新婚旅行の前に国内でやっておきたい事があって」
「新婚旅行の前に…って」
此処が旅行の目的地じゃないの!?と思わず訊き返す。
すると、真顔で「いいや」と返事され、「此処じゃなくて別の所を考えてる」と告白された。
「此処へ来る為に、仕事を前倒しでやり詰めてたんだ」
それで毎晩帰りも遅くなってしまった、と今更のように告げられて__。
「この為に!?」
そんなことまるで知らずに、私は彼が毎晩遅いことを不満に思ってた。
税理士の仕事ってこんなに遅くまでするものなの!?と不満を漏らし、他の理由なんて考えたこともなかった。