旦那サマとは打算結婚のはずでしたが。
「あ、そ…そうでしたね」
焦りながら俯いて答え、さっきのアイデアさえもぶっ飛んでいきそうになったけど。
「あ、あの……良ければテラスへ行きませんか?彼処には私が持ってきた植物もあるし、庭も見えて綺麗だから」
嫁いでからこっち、水遣り以外ではまだじっくり行ってない。
今夜は時間もあるし、そこで話をしたらいいんじゃない?と考え、皆藤さんに提案した。
「テラスか。いいかも」
だったら何か飲み物でも持っていこうと再びキッチンへ寄る。
冷蔵庫を開けると冷えたビールとつまみを持ち、二人で手を繋いでテラスへと向かった。
(皆藤さんて、ちょっと甘えん坊みたいなところがあるな)
繋いだ手を見ながら私はちょっとだけ笑う。
そう言えば、彼とこの家に初めてきた日も、こうして手を繋いで歩いてくれたんだっけ…と思い出し、こうして二人でこの家に住めればいいな、と考えたりもしたんだと思い返した。
(頼り甲斐があって、いい旦那様だなと思ってたのに……)
焦りながら俯いて答え、さっきのアイデアさえもぶっ飛んでいきそうになったけど。
「あ、あの……良ければテラスへ行きませんか?彼処には私が持ってきた植物もあるし、庭も見えて綺麗だから」
嫁いでからこっち、水遣り以外ではまだじっくり行ってない。
今夜は時間もあるし、そこで話をしたらいいんじゃない?と考え、皆藤さんに提案した。
「テラスか。いいかも」
だったら何か飲み物でも持っていこうと再びキッチンへ寄る。
冷蔵庫を開けると冷えたビールとつまみを持ち、二人で手を繋いでテラスへと向かった。
(皆藤さんて、ちょっと甘えん坊みたいなところがあるな)
繋いだ手を見ながら私はちょっとだけ笑う。
そう言えば、彼とこの家に初めてきた日も、こうして手を繋いで歩いてくれたんだっけ…と思い出し、こうして二人でこの家に住めればいいな、と考えたりもしたんだと思い返した。
(頼り甲斐があって、いい旦那様だなと思ってたのに……)