涙のち、銃声
――――――
「おやっさん・・
なんですか大事な話って・・?」
「飲むか?」
「いえ・・二日酔いになったら洒落にならないんで・・。今日は大丈夫です。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「いよいよですね・・・俺・・ようやく姉御の仇が討てると思うと・・。」
「タク坊はウチの中で一番若くて、
未来もあるのに・・・。
変な事に付き合わせて悪かった。」
「な、何を言うんですかおやっさん!
“バカだ”、“クズだ”と親さえ見放した俺を雇ってくれたのは・・
こんな俺を“人間”として扱ってくれたのはおやっさんと姉御だけです・・!
だから・・このような素晴らしい逝き方を与えて頂いて・・俺は果報者ですよ!」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・。」
「タク坊・・。」
「はい・・。」