黒王子に恋をして。
「リレー終わったぞ〜ってあれ?」


「瑠奈も五十嵐も下向いてどうしたの?」


「いや、何でもねぇ」





2人が来た瞬間思わず下を向いてしまった。





「私、ちょっとトイレ行ってくる」


「あ、うん。行ってらっしゃい」





自分を落ち着かせるためにも一旦その場から離れることにした。


自分でも何故好きと言ってしまったか分からない。

それに、梓くんは私を好きじゃないかもしれないのに。

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