黒王子に恋をして。

瑠奈side

「瑠奈、なんであの時怒ったの?」

「ん〜なんか梓くん達が勝手に撮られてるの見たらいつの間にか動いてた(笑)」

「へ〜」





ゆきはニヤニヤと笑っている。

なぜニヤニヤしているのか私にはわからなかった。






「あのー、如月瑠奈って子、いる?」

「瑠奈、先輩...しかもいっぱいいるよ」

「やっぱ私、やらかしたよね(苦笑)」

「ちょっと来て」






先輩からの呼び出しはもちろん断れず、私は廊下に出た。






「今朝、沙耶にキレたんだって?」
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