黒王子に恋をして。
「先輩たち、瑠奈返してもらっていいすか?」

「「「どうぞ〜♡♡」」」





梓くんは私の手を握り歩き始める。

が、突然止まり、私は梓くんに衝突してしまった。





「先輩たち、瑠奈のこと気にかけてください。何かあった時、俺がいなかったら頼みます」

「私たちに任せて!」

「これからよろしくね!」

「またね、瑠奈ちゃん♡」

「は、はい!今度名前教えてください!!」





なんか、お友達?が出来たみたい。

それがちょっぴり嬉しくてふふっと笑いがこぼれた。

ちらっと上を見ると梓くんと目が合う。
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