キミ、依存症
シュルっと音を立ててネクタイが床に落ちる。
我ながら大胆な行動だったかもしれない、なんて後悔する暇なんてなく
「……それからどうするの?」
返ってきた言葉は私にも予想外だった。
これからどうするのかなんて分からないのに…。
分からないはずなのに、体は意外にも素直に欲望をみたそうとする。
ハルのシャツのボタンを外していく。
少しずつ露わになってくるハルの肌。
頭の中ではどうしよってばかりグルグル回っているのに、もっと触れたい、私でいっぱいにしたいって思っちゃう。