やっぱり君でした。
「ちょっと落ち着いた?」
「うん!ありがとう。」
「美亜ちゃん、このまま抜けよか(笑)」
2人になりたかった俺はそんな
提案をしてみた。
「うん!!」
とびきりの笑顔で返してくれた彼女を
見たら、勇気出して言ってみて
よかったと思った。
神社の階段をさらに登った静かな場所
「ここな、めっちゃ綺麗に花火見えるねんで!」
「そうなんや〜!楽しみ!」
花火が始まって少しして
「なあ美亜ちゃん、なんでそんな
離れてるん?もっと近くおいでよ」
避けられてる...?とちょっと不安になってると
「え?そう?あんまなんも考えてなかった」
と返ってきた。
花火を見上げる横顔があまりにも綺麗で
心臓はびっくりするくらい速く
動いていた。
我慢できずに美亜ちゃんの手に自分の手を
重ねた。
すると彼女は何も言わず
そっぽを向いたまま、
ギュッと小さい手で握り返してくれた。
「ふふっ、かわええなあ
俺幸せやわ」
思わずそう言うと
「私も最高に幸せです」
そう返ってきて
あまりにも素直な君に驚いた
大げさかもしれへんけど
俺にとって一生忘れられへん夏になった______