女を思い出す時
「矢吹さん!!」
おねえさまに声をかけられた。
「腰がいたくてさ
湿布はしてきたんだけど年だからね
もういつ仕事できなくなるか。」
この言葉が出るときは 手伝えっていう合図
「私 外来のゴミとりますか?」
「いい?
や ホントに参るわ。
生活かかってるからまだ働きたいけど
明日の事もわからない。」
「いいですよ 無理しないで。」
この言葉を待ってるんだよね。
まぁ ここでは一番若いから やるけどね。
今日は月曜日 外来が大混雑
カートを押しながら 外来を歩き回る。
消化器内科でゴミを集めてると
女性の泣き声が聞こえてきた。
「まさか・・・・・
死なないですよね?」
「何とも言えませんがまずは
少しでもいい方向へ行くように治療を
早く進めていきましょう。」
病院はいろんな人生模様が見える。
病室へ行くといろんな病気と闘ってる人がいた。
先の未来のために闘う人
痛みに苦しみ耐える人
元気になって退院していく人
そして闘い終えて人生を閉じる人
診察室から出てきたその女性と
ぶつかりそうになった。
「すみません。」
「こちらこそすみません。」
目が真っ赤だった。
綺麗な女性だった。
まだ若いのにこれから病気と闘うのか・・・・。
私は突然だった。
しがみついて もう限界だってわかってても
どうしてもあきらめきれずに
もしこの子を失うなら
一緒に死んでもいいと思った。
遠のいていく意識の中で
目が覚めた時 私はすべてを失っていた。
愛する人の子供と一緒に
将来子供を持つ可能性も失った。
でもそれでもよかった。
「私は永遠にあなただけのママで
翔は永遠にあなただけのパパだよ。」
殺人犯として翔が少年院に収監された時
私は おなかの中に
翔の子供が育ってる事に気が付いた。
そして絶対にこの子を産む
刑期を終えた翔を この子と一緒に迎えに行って
そして翔が描いていた
幸せな家庭を作るんだって・・・・・・。
あの子と一緒に 私は半分死んだんだ。
今 いる私は 半分の私・・・・・・・。
産婦人科外来には今日も幸せそうな
妊婦がたくさん座ってる。
おねえさまに声をかけられた。
「腰がいたくてさ
湿布はしてきたんだけど年だからね
もういつ仕事できなくなるか。」
この言葉が出るときは 手伝えっていう合図
「私 外来のゴミとりますか?」
「いい?
や ホントに参るわ。
生活かかってるからまだ働きたいけど
明日の事もわからない。」
「いいですよ 無理しないで。」
この言葉を待ってるんだよね。
まぁ ここでは一番若いから やるけどね。
今日は月曜日 外来が大混雑
カートを押しながら 外来を歩き回る。
消化器内科でゴミを集めてると
女性の泣き声が聞こえてきた。
「まさか・・・・・
死なないですよね?」
「何とも言えませんがまずは
少しでもいい方向へ行くように治療を
早く進めていきましょう。」
病院はいろんな人生模様が見える。
病室へ行くといろんな病気と闘ってる人がいた。
先の未来のために闘う人
痛みに苦しみ耐える人
元気になって退院していく人
そして闘い終えて人生を閉じる人
診察室から出てきたその女性と
ぶつかりそうになった。
「すみません。」
「こちらこそすみません。」
目が真っ赤だった。
綺麗な女性だった。
まだ若いのにこれから病気と闘うのか・・・・。
私は突然だった。
しがみついて もう限界だってわかってても
どうしてもあきらめきれずに
もしこの子を失うなら
一緒に死んでもいいと思った。
遠のいていく意識の中で
目が覚めた時 私はすべてを失っていた。
愛する人の子供と一緒に
将来子供を持つ可能性も失った。
でもそれでもよかった。
「私は永遠にあなただけのママで
翔は永遠にあなただけのパパだよ。」
殺人犯として翔が少年院に収監された時
私は おなかの中に
翔の子供が育ってる事に気が付いた。
そして絶対にこの子を産む
刑期を終えた翔を この子と一緒に迎えに行って
そして翔が描いていた
幸せな家庭を作るんだって・・・・・・。
あの子と一緒に 私は半分死んだんだ。
今 いる私は 半分の私・・・・・・・。
産婦人科外来には今日も幸せそうな
妊婦がたくさん座ってる。