女を思い出す時
翔の病室に入る前はとても緊張した。
深呼吸も何回もした。
意を決して
「失礼いたします。」
翔は布団にもぐっている。
病室の掃除が永遠に終わらなきゃいいのに。
今日は何も話せず 姿を見せてもくれなかった。
きっとこんな日が続くんだろうと思ったら
本当に続いた。
いつまで入院してるのかもわからず
この部屋にいるのかもわからないのに
焦る気持ちが募った。
ある日 仕事を終えて着替えてたら
おねえさまが
「紀香さんのコースに
いい男いるよね。タイプだわ。」
「いるいる
篠塚さんでしょ?」
もう一人のおねえさまも会話に入ってきた。
「え?いい男ですか?」
いい男だったけど私はあれから
一度も姿を見てないから
「紀香さんお休みの時掃除に入ったら
たまたま起きてたのよ。
びっくりしたわ。俳優のあれ・・・・
あれなんだっけ・・・・。」
「ああ わかる
ほら わかるけど 名前が出てこない。」
え・・・誰?
私だって興味あるもの。
結局わからずじまい・・・・・
もう一人のおねえさまも 翔の姿見たのか。
きっとわざとに私に会わないようにしてるんだよね。
次の日 少し時間を早めて部屋に入った。
声をかけずに 踏み込むと
翔がベッドに腰かけて 窓の外を見ていた。
やった!!
静かに近づいて
「おはよう。」
そう言ったら 飛び上がった。
それがおかしくて 私はお腹を抱えて笑った。
「びっくりさせるなよ。」
そう言った翔の顔が少しだけ笑った気がした。
「だってわざとに隠れてるでしょ?」
「そんなことないよ。」
私は翔の前に回って その顔をじっと見つめた。
「何?」
翔は慌て 横になろうとしてる。
「同僚のおねえさまたちがイケメンって
噂してたから・・・・。」
「何を言ってるんだか。」
布団をかぶろとした翔の手を思わず止めた。
深呼吸も何回もした。
意を決して
「失礼いたします。」
翔は布団にもぐっている。
病室の掃除が永遠に終わらなきゃいいのに。
今日は何も話せず 姿を見せてもくれなかった。
きっとこんな日が続くんだろうと思ったら
本当に続いた。
いつまで入院してるのかもわからず
この部屋にいるのかもわからないのに
焦る気持ちが募った。
ある日 仕事を終えて着替えてたら
おねえさまが
「紀香さんのコースに
いい男いるよね。タイプだわ。」
「いるいる
篠塚さんでしょ?」
もう一人のおねえさまも会話に入ってきた。
「え?いい男ですか?」
いい男だったけど私はあれから
一度も姿を見てないから
「紀香さんお休みの時掃除に入ったら
たまたま起きてたのよ。
びっくりしたわ。俳優のあれ・・・・
あれなんだっけ・・・・。」
「ああ わかる
ほら わかるけど 名前が出てこない。」
え・・・誰?
私だって興味あるもの。
結局わからずじまい・・・・・
もう一人のおねえさまも 翔の姿見たのか。
きっとわざとに私に会わないようにしてるんだよね。
次の日 少し時間を早めて部屋に入った。
声をかけずに 踏み込むと
翔がベッドに腰かけて 窓の外を見ていた。
やった!!
静かに近づいて
「おはよう。」
そう言ったら 飛び上がった。
それがおかしくて 私はお腹を抱えて笑った。
「びっくりさせるなよ。」
そう言った翔の顔が少しだけ笑った気がした。
「だってわざとに隠れてるでしょ?」
「そんなことないよ。」
私は翔の前に回って その顔をじっと見つめた。
「何?」
翔は慌て 横になろうとしてる。
「同僚のおねえさまたちがイケメンって
噂してたから・・・・。」
「何を言ってるんだか。」
布団をかぶろとした翔の手を思わず止めた。