女を思い出す時
真美は錬を連れてしょっちゅう戻ってくる。
仕事終わりの恒彦が合流して
帰宅してきた夫と四人で食卓を囲むのが
週三回はある。
真美が来ると家が明るくなる。
夫と二人だと会話はするけれど
やはり静かな時間が流れて行く。
真美の明るさに私はどれだけ救われただろう。
継母の私になついてくれて
ママ友もたくさんできた。
「継母なんです。」
私は隠さず好奇の目で見られる前に
挨拶をできるのも
真美との関係が良好だったから。
「のんママ 大好き!!」
「私も大好きよ。」
真美は私の太陽だ。
成長がまぶしくて 真美が生きがいだった。
結婚式の時 真美から感謝の手紙をもらって
継母としては本当に幸せな時間だった。
「真美をいい子に育ててくれてありがとう。」
夫が式を終えた夜そう言って
深く頭を下げた。
「ううん。あんな可愛い子を
私の子供にしてくれて ありがとうございます。」
夫と私を結びつけたのは 真美だった。
恋に傷つき ボロボロのどん底だった私を
小さな手が救ってくれた。
真美に会わなかったら 私はどんな人生を歩んだろう。
両親からも捨てられた私。
この世から消えてしまいたかった。
愛する人と別れて すべての希望が
粉々に崩れ落ちて・・・・・
女として 母になる事も叶わなくなった私を
真美が救ってくれた。
そして 夫が守ってくれた。
「ねえ 錬が生まれてから考えるの。
のんママは この家に来て幸せだった?」
「どうして?」
「ん・・・あの時はどうしても のんママが欲しくて
でも大きくなるにつれて のんママは
幸せだったんだろうかって思う事がある。」
真美も大人になったね。
「幸せだよ。
まささんと真美の家族にしてもらって
本当に感謝してるの。」
感謝してる。
人並み以上の 安定と幸せを与えてもらった。
母親として こうやって孫を抱き上げられる。
母になる事をあきらめたあの日
子宮を失い 翔を失った。
今でもあの時の悪夢にうなされる。
「行かないで 翔!!!」
あの日 私は女を封印した。
仕事終わりの恒彦が合流して
帰宅してきた夫と四人で食卓を囲むのが
週三回はある。
真美が来ると家が明るくなる。
夫と二人だと会話はするけれど
やはり静かな時間が流れて行く。
真美の明るさに私はどれだけ救われただろう。
継母の私になついてくれて
ママ友もたくさんできた。
「継母なんです。」
私は隠さず好奇の目で見られる前に
挨拶をできるのも
真美との関係が良好だったから。
「のんママ 大好き!!」
「私も大好きよ。」
真美は私の太陽だ。
成長がまぶしくて 真美が生きがいだった。
結婚式の時 真美から感謝の手紙をもらって
継母としては本当に幸せな時間だった。
「真美をいい子に育ててくれてありがとう。」
夫が式を終えた夜そう言って
深く頭を下げた。
「ううん。あんな可愛い子を
私の子供にしてくれて ありがとうございます。」
夫と私を結びつけたのは 真美だった。
恋に傷つき ボロボロのどん底だった私を
小さな手が救ってくれた。
真美に会わなかったら 私はどんな人生を歩んだろう。
両親からも捨てられた私。
この世から消えてしまいたかった。
愛する人と別れて すべての希望が
粉々に崩れ落ちて・・・・・
女として 母になる事も叶わなくなった私を
真美が救ってくれた。
そして 夫が守ってくれた。
「ねえ 錬が生まれてから考えるの。
のんママは この家に来て幸せだった?」
「どうして?」
「ん・・・あの時はどうしても のんママが欲しくて
でも大きくなるにつれて のんママは
幸せだったんだろうかって思う事がある。」
真美も大人になったね。
「幸せだよ。
まささんと真美の家族にしてもらって
本当に感謝してるの。」
感謝してる。
人並み以上の 安定と幸せを与えてもらった。
母親として こうやって孫を抱き上げられる。
母になる事をあきらめたあの日
子宮を失い 翔を失った。
今でもあの時の悪夢にうなされる。
「行かないで 翔!!!」
あの日 私は女を封印した。