先生と準備室 後編
「うん…」

「俺、ずっとここにいるから。
お昼まで横になっておきな。」

「…」

「佳奈、お昼ご飯できるまでだよ?」

「うん…」

「ほーら、そんなしょんぼりした顔
しないの。俺がずっと横にいるからさ」

そんなこと言われても…ね。

楽しみにしてたのに…。

「わかった。佳奈、俺の膝枕で
横になってくれるなら今から映画、
見よう?」

私がずーっと無言だから、凌久が新しい

提案をしてくれた。

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