先生と準備室 後編
「大丈夫だよ。俺が佳奈を守ってるから。
ほら、抱きついていいよ」

「んぅ〜」

もう体と体の隙間がないくらい抱きつく。

「高校生の時も暗闇苦手だったもんな…
雷なぁ…女の子は怖がるって言うよね」

「多分、雷もう去ったよ。
もうこの家からは遠いから大丈夫。
あ、ほら電気付いた。」

電気がつき、目の前にあるのは

凌久の服。

「フフッ、佳奈かわいいね」

「うるさいなぁ…怖いものは怖いの」

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