先生と準備室 後編
「そーだよね。よしよし。怖かったね」

さっきまで意地悪だったのに…

今は甘い空気が凌久の周りを覆う。

「凌久をギューするの好き」

「俺はどちらかと言うとこっちが好き」

その瞬間私の返事をする間も無く

顔を上げられ唇が重なった。

「こっちの方が幸せでしょ」

「うん//」

「照れてるの?かわいいね」

「なっ…!!」

「ほら、映画続き見なくていいの?」

「こっちの方が幸せ」

「んふふ、俺も」

映画は耳から聞こえるだけで

視線はずっと凌久に注がれていた。


*番外編終わり*

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