SNS
儚さ
という名詞があります。
人の生は夢のようだ。と。
消えゆくものに感じる、ノスタルジックな感覚に人は
涙し、笑い、怒り、惑い、
ゆく当てもない人生に再び戻ります。
映画やドラマ、小説、漫画で人生を疑似体験した後、
自身の将来に不安を覚えます。
そしてまたそれを繰り返し、
気が付くと病室の硬いベッドに管を繋がれ横になっています。
そうして自分の伴侶や子供に、一生を語り、
儚さとともに亡くなってゆきます。
桜や梅は綺麗な花を咲かせますが、
瞬きをしている間にもう無くなっています。
そうして一年たつとまた同じように花を咲かせ、
人々は胸を躍らせます。

A.できますよ。あなたに桜があるのなら。
< 6 / 6 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

蛾

総文字数/272

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

寝首

総文字数/495

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

無鉄砲な夜に撃たれて

総文字数/253

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop