たくさんの愛情をくれたのは
そう思ってたけどその不安は解消された。

でもその時

「は?どーいうことだよ。結愛、付き合ってんのか?」

太一が突然そう言った。

「うん・・・昨日から」

「意味わかんねぇよ。今までお前のこと支えてきたのにあとから来た奴にのこのこ持ってかれて。ふざけんなよ」

そう言って太一は病室を出ていってしまった。

「太一!」

呼んでも太一は振り返ることなく行ってしまった。

「たいち・・・」
< 139 / 234 >

この作品をシェア

pagetop