身ごもり政略結婚
この子を授かった今、三人で仲良く暮らしていきたい。
もう用が済んだと子供だけ取り上げられて蚊帳の外に置かれるのは嫌だ。
それなら必死に頑張って、好かれないまでも嫌われないようにしなくては。
そんなことを考えていたせいか、また気分が悪くなりベッドルームに向かった。
しかし、小さなスケッチブックとお気に入りの発色のいい色鉛筆も一緒だ。
どうにもあの餡の匂いは耐えられそうにないので今は千歳に行くのはしんどいが、デザインを考えることはできる。
私はベッドに寝転がったままスケッチブックに色鉛筆を走らせ始めた。
私のつわりはどうやら朝が一番軽いらしい。
大雅さんを送り出して一度ベッドに横になったあとは、起き上がるのも億劫になってしまった。
うとうと眠っては起きるの繰り返しで、なにもしていない自分に腹が立つ。
でも、掃除機を引っ張り出して掃除を始めても、一部屋こなすごとに座りこんでしまいベッドに逆戻り。